人体に対する磁気の2つの作用
磁気は地球や磁石のまわりだけでなく、電流のまわりに発生します。電気が流れれば、磁気が発生します。
私たちの身体にも弱い電気が流れていますから、磁気が発生しています。
磁力を身体に浴びると2つの大きな作用があります。
1.血行の促進
2.自律神経を整える
1.血行を促進する
磁力は身体を貫いて、電磁誘導により新しい電気がおきます。血液中に電流が生じることで、血液中のイオンが増えることにより血行が促されます。
2.自律神経を整える
私たちの意識とは無関係に、24時間休みなく働きつづけているのが自律神経です。
自律神経には、昼間の活動時に優位になる交感神経と夜の休息時に優位となる副交感神経があり互いにバランスをとりながら働いています。
自律神経のバランスが崩れてしまい、交感神経に偏り過ぎると「イライラする」「怒りっぽくなる」「よく眠れない」「冷え性」の症状になったり、副交感神経に偏り過ぎると「やる気がでない」「うつっぽくなる」というような症状になります。
身体の全血管の99%は毛細血管です。毛細血管は収縮と拡張を繰り返すことで、すべての臓器に酸素や栄養
ホルモンを送り届けて、二酸化炭素と老廃物を回収しています。この血管の収縮と拡張の動きをコントロールをしているのが自律神経です。
磁気が欠乏している現代人
地球の核では鉄やニッケル等の金属流体が運動することがN極とS極の磁場をつくってるといわれています。
生体と磁気の関連の研究は、本格的に始まってまだ半世紀足らずですが、医学研究者たちの間では現代人の「磁気欠乏症候群」を警告しており、現代病である自律神経失調症や不定愁訴症候群などの原因の一つになっているのではあるまいかと言われております。
鉄筋・鉄骨コンクリートのビルで仕事をしマンションで生活し、電車やマイカーで通勤するという現代の生活は、地磁気が鉄に吸収されてしまって人体への作用が小さくなってしまいます。
地磁気はこの200年間で約10%減少しています。おいしい空気や水とともに、磁気は健康になくてならいもので現代人は自然環境からも人為的環境からもますます磁気不足に見舞われているのです。
-地心双極子(地球磁場を棒磁石と見なした磁力)の減少-
磁力は、水・大気・太陽と同じく生物が生存するため必須の要素
私達が住む地球は、約46億年前に誕生した太陽系の惑星の一つです。太陽系には地球を含め、火星、水星、木星、金星、土星、天王星、海王星の8つの惑星があります。
今のところ、生物が存在していることが分かっている唯一の惑星が地球です。
今後、さらに技術が発展すると、他の惑星でも生物が発見される可能性は否定できませんが、なぜ地球だけに生物が存在しているのでしょうか? おそらく多くの方は、地球の水、大気、太陽の存在を思いつかれたでしょう。
地球は地表の約70%が海に覆われている水の惑星ですし、地上から約500kmにも及ぶ大気圏は有害な紫外線や電磁波を遮り、太陽の熱を生物にとって快適な気温に保ちます。
地表に近い部分には窒素、酸素、二酸化炭素、アルゴンなどで構成されている空気もあります。 また、太陽の光は植物の光合成を促して生態系を維持しているだけではなく、太陽の光を浴びると私達の体調は整えられ、体内ではビタミンDという栄養素も作られます。 水、大気、太陽のどれもが、生物が生存し進化する為に無くてはならない大切な要素です。 ですが、この水、大気、太陽と同じくらい大切な要素でありながら、
もう一つ、とても身近な存在ながら見落としがちな要素があります。それは、磁気です。
地球が誕生した時から磁気は存在しており、地磁気と呼ばれる磁場が地球をスッポリと覆っています。 これは磁気圏と呼ばれ、地球を覆う大気圏のさらに外側を覆っているのですが、太陽から発する有害な太陽風や宇宙線が地上に降り注がないように、地球の生物や自然を守ってくれているのです。 太陽風は電子と陽子が分離してイオン化したプラズマ粒子のガスですが、約100万度もの高温です。 太陽風は遠く離れた地球付近に到達した状態でも約10万度もあり、当然このような高温に生物は耐えられません。 ですが、地球を取り巻く磁場圏は高熱の太陽風を跳ね返してくれるのです。
電磁波と磁石の人体への影響
現代はOA機器、電子レンジ、携帯電話など、電磁気を応用した機器の普及に伴ってそれらの発する電磁波の影響についても話題になります。
身体に有害な電磁波は波長の長さにより、X線・γ線・マイクロ波は身体に有害な影響を与えることがわかっています。
永久磁石は静電磁界で周波数はありません。また、交流磁気は超低周波電磁界に属し、商用電力50Hz/60Hzを使っていますので身体に有害とされている高周波は発していません。